香川大学、香川県独立の父・中野武営の時代を追体験できるデジタルアーカイブを完成

概要

香川大学は、政治家・実業家として「香川県独立の父」と称される中野武営の功績やその時代の資料を保存・公開する「香川・時空間デジタルアーカイブ」を完成させた。

本プロジェクトは、香川大学イノベーションデザイン研究所によって2年半の開発期間を経て実現され、現代における地域の歴史的価値の再発見に貢献。

当時の香川の発展と密接に関わる武営の活動に関わる膨大な資料約900点がデータベース化され、当時の写真や文書などを誰でもアクセスできる形で保存している。

「香川・時空間デジタルアーカイブ」の特徴

本デジタルアーカイブは、単なる資料の保存を超えた「時代の追体験」ができる仕組みを提供している。

利用者は、人物の生涯や出来事の流れを「スレッド(糸)」として表現し、時系列だけでなく、その出来事が起こった場所や時代も含めて追体験できるようになっている。
また、ライフヒストリーから異なる時代や場所の時層マップに移動することも可能。

これにより、過去の香川県の様子を視覚的に体験しながら、中野武営が生きた時代の雰囲気を感じ取ることができるという。

参考URL:
香川大学が「香川・時空間デジタルアーカイブ」をついに公開!(香川大学, 2024.09.27)

香川県独立の父・中野武営が生きた時代を追体験 デジタルアーカイブが完成 香川大(KBS瀬戸内海放送, 2024.10.01)