人文・社会科学系専門人材のキャリア形成に関する地域枠組みが発足 人と文化の投資循環社会を目指す【奈良】
2024.11.07
株式会社誠勝は、奈良県内の地域の活性化と新産業の創出を目指す「なら産地学官連携プラットフォーム」内に、DXで奈良に新たな人と文化の価値創造を行うタスクフォースを設置し、地域関係機関と連携した人文・社会科学系専門人材のキャリア形成に関するプログラム内容・実施方法等の検討を開始した。
「なら産地学官連携プラットフォーム」は、奈良県内の産業界、地域住民、高等教育機関、地方公共団体が連携して、新たな価値を創出する取り組み。地域課題の解決や新産業創出に向けたプロジェクト等の推進を図るため、必要に応じて会員企業がリーダーとなる「タスクフォース」が設置され、本プラットフォームにおける「具体的な取り組みの場」となる仕組みとなっている。
同社がリーダー企業となったタスクフォースは、奈良の貴重な文化財のデジタルアーカイブ化を推進し、人の生活の質の向上や新ビジネスへの活用につなげることが狙いだ。
初年度の取り組みとしては、司書・学芸員有資格者などの人文・社会科学系専門人材の活躍の場を形成することを目的とした「キャリア教育プログラム」の検討と試験的な実施を行う予定だという。