契約書スキャン・絵画スキャンのサービスサイト公開!
この度(と言っても1ヵ月以上前になりますが)、表題の通り契約書の電子化サービスを紹介する『契約書そのままスキャン』、同じく絵画の『絵画そのままスキャン』両サイトをローンチしました。新しいサイトを公開した背景をお話しします。
一枚ものの契約書なら他社様でも
まず『契約書そのままスキャン』ですが、ご存知のように帳票を始めとした『一枚もの』系の書類スキャンについては既に多くの電子化代行の業者さんが担ってきました。いわゆるADF、自動給紙装置と呼ばれる1時間で何千枚もの紙を高速スキャニング出来るスキャナーを使用しており、それゆえに安価で短納期での電子化が気軽に出来るようになっています。
もちろんそのままスキャンでもADFは所持しており、弊社では『契約書そのままスキャン』内でも紹介している一時間で約6,000枚のスキャニングを実現する機種を使用しています。ただ正直一枚ものの書類だけ電子化したいなら、そのままスキャンはあんまり得意じゃありません。私たちの業界は横のつながりがありますので、大量の破壊スキャニングをご希望なら良い他社様を教えたいくらいです。
通常電子化代行業者は大量のADFを所有していますが、そのままスキャンは逆に非破壊スキャナーを複数所持しているタイプに当たり、書籍や製本された資料、ざっくり言えば冊子になっていて一ページずつめくりながらスキャンしなければならない資料の電子化に特化しています。ADFは『自動』ですから、出来上がるデータの品質に大きな差は出ません。よってスピードや価格が重要になってくる訳ですが、破壊スキャニングでそこを比べられると私たちは苦手なのです(笑)。偏に電子化代行と言っても色々あるんですよ。
そんな訳で『契約書そのままスキャン』では、主に製本された契約書の電子化を承っております。製本されたというのは、例えば割印がされていて背表紙を破壊できない種類のものなどです。正に上の写真にて一目でご理解いただけると思います。
多くはありませんが、そのままスキャンではこれまでお手伝いさせていただいた経験があり、単純に『非破壊スキャニングは全部一緒!』とは言えない、製本された契約書ならではの難しさ、事情があることに気付いていました。たとえ数が少なくとも確実に製本契約書の電子化に困っている法人様がいるのではと考え、今回のサイト公開に至った訳です。つまりまったくの新規サービスではないということなんです。
製本された契約書、溜まりに溜まっているからまとめてスッキリさせたいという方は是非一度ご相談ください。
国内に一台しかないアートスキャナー
続いて『絵画そのままスキャン』ですが、とにかくこのサイトでお伝えしたいのは使用しているアートスキャナ-!(写真)従来、絵画のスキャニング(撮影)は精緻な筆遣いまで画像上で再現できず、作品の細かい部分が粗くなってしまうことが大きな課題でした。油絵などに代表される絵の具の盛りや金銀のきらめき、これらは通常一眼カメラで捉えるのが中々難しかったのですが、この問題を解消したのが『絵画そのままスキャン』で使用しているスキャナーなのです。
国内に一台しか存在しないWideTEK® 36ARTを使ったスキャニングで、水彩画も日本画も油絵も版画も美麗な画像で電子化します。A1サイズのような大型作品でも対応可能な、今年2018年に発売されたばかりの超最新スキャナーです。
どれくらい美麗なのかは是非サイトのサンプルを見ていただきたいのですが、実は現在、実際にこのスキャナーを使ってスキャニングしている動画を作成中です(もうすぐ公開出来るかも)。
(※追記:公開しました!『絵画そのままスキャン』ページ内にてご覧いただけます)
ちなみに、『絵画そのままスキャン』ではスキャニングに留まらずジクレー版画での印刷まで担当しています!国内では非常に珍しい絵画専門のスキャニングサービス、サイト自体もかなりスタイリッシュに仕上がっていますので是非ご覧になってみてください。
品質にこだわってきたからこそ出来るオールイン
契約書はともかく、絵画は従来そのままスキャンが得意としていた『書籍の非破壊スキャン』からは一見程遠いように見えるかも知れません。しかし品質の高い、裁断しないスキャニングに長年こだわってきた私たちにとって決してそうではなく、『どうすれば美麗な電子データが出来るのか?』『どんなスキャナーを用いれば最適な電子化が可能か?』といった、それこそADFを用いた安価&スピード重視のサービスとは違った視点でアーカイブの悩みに向き合って来たからこそのサービス。
単に利便性や効率面だけではなく、後世にも残したい貴重な書籍や資料だからこそ、出来上がるデータの品質は非常に重要です。そしてデータの質において、これまでの実績や経験から私たちは大きな自信を持っており、それは電子化する資料の種類やスキャナーが違っても同じ。だからこそ一見畑違いな資料のスキャニングにも自信を持って『高品質』と言えるんです。
今後も電子化やテキスト化に関連するサイトを次々立ち上げていきます!